2015年06月04日

退職前の会社設立準備

会社を辞める前に、新しい会社の設立準備に入る場合もあるでしょう。

これはOKでしょうか?

勤務時間外であれば、副業ではありませんので
基本的には問題ありません。

では、勤務時間内の場合はどうでしょう?

あからさまに仕事を放棄して、自分の設立準備をするのはもちろんダメですが、

どうしても電話に出なければならない場合とか
急ぎのメール返信が必要な場合は?

これは、「就業規則」違反となって、懲戒対象となる場合がありますので注意が必要です。

就業規則の懲戒事由には
・勤務時間中に、正当な理由なく、会社の指揮命令に従わない
・会社用の携帯電話やメールを私用で使う
・許可なく、会社の施設や物品等を私用で使う
・同業者に会社の秘密を漏えいする
などが書かれている場合がありますので
勤務時間内の行動には十分注意してください。

気持ちよく次のステップに進むためにも、「立つ鳥跡を濁さず」を心がけましょう。

なお、勤務時間外であっても、
在職中に、
競業する別会社を設立したとして「退職金の不払い」を行い、裁判で会社側勝訴となった事例もあります。

今いる会社と競業する会社をつくる場合は
利害が対立する形となる場合もありますので
慎重に準備して行くことが必要です。


株式会社設立


posted by 会社設立専門・行政書士 at 13:17| 会社を設立する前に | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする